1999 TSST 2nd Stage RESULT

// 1999-06-03 00:00 // INFOMATION, RESULT

5月27日、TSST’99第2戦が行われました。
29名の参加者でかなりの数のシーバスがHITしましたが、喰いが全体的に浅かった為かバラシが多かった様です。
その中で確実にキーパーをGETした方が上位に入賞しました。

順 位
氏 名/コメント
ポイント
優 勝

芥河 晋

20
大会当日は前日の睡眠時間が2時間で朝4時から自転車の大会に行き72kmも走り、群馬のレース会場から直接のTSSTへの参戦だったのでヘロヘロの状態だった。これまでの2戦(プレ大会を含む)に比べてポイントに入っている魚の量は多いだろうと思ったので、シャロー、桟橋、水路、運河のどのポイントでも魚を出せる可能性はあると思っていた。とりあえずプレッシャーの掛かっていない魚が上を意識しているのは間違いないと考えていたが、そうなると桟橋は人が入るだけで魚を散らしてしまうから、そんな気難しくなった魚を僕が釣るのは難しい。
となると、残る選択は水路・運河の釣りか、シャローの釣り。正直にいうとトーナメント開始の段階では、過去の実績から必ずと言って良いほど魚がまわって来る水路・運河の釣りと高活性な 魚が入っていればかなり堅そうなシャローの釣りとの選択を迷っていた。
とりあえずシャローの状況を見ると言う意味で、大会開始後10分くらいシャローで釣りをしている人を石川さん達と話しながら観察していても全く魚の気配がないので、水路へと入る事を決心した。第一、シャローは移動を伴うので動き回るのが辛い(実はこれが本音だったりする)。 水路の釣りは完璧に回遊待ち。
本当は一番最初に入れば、岸近くについている魚も狙えるのだろうが、運河へと回る人達がドカドカと歩いて行ったので、そういう魚は捕れないだろうと思ってのんびりと始める。開始1時間くらいはショートバイト1回とほとんど反応がなかったが、後から現われた上田氏がポイントに入るなりトップで1Get。その後まわりの人にもトップで好反応が出始める。
しかし僕にはトップでの反応がイマイチで、トップでは勝負にならない判断してミノーのスローな釣りに終始する。この頃から周期的にボイルが見られるようになり、いよいよ勝負の時間に突入だ。
周りで狙っている人がボイルを追いまわす様に移動する中、僕は敢えてプレッシャーが低めの運河にまわる。15分くらい続いたボイルがひと段落したので、群れは移動してしまったかもしれないが、そこに残っている魚もいるだろうと静かにミノーを引き続ける。それでも無反応なので、さっきまでのトップ好調を思いだし、活性を上げる 意味も含めてバズベイトを引き始める。
本当はスピナベでバーニングを出来れば良いんだろうが、僕にはうまくできなかったので(事前に結構練習したんだけどなぁ)バズを持って来ていたのだ。10分くらいひたすらバズを引いたあと、アスリート7SPを引き始めて3投目で待望のHit(39cm)。
本当にバズが効いたのかどうかは知らないがとりあえずこれでTSSTが始まってからの通算ボーズ記録をストップする。その後も周期的にボイルが起こるが回りの人も全く上げる気配がない。残り時間が1時間を切った頃から、それまで裏水路と運河の角あたりで起こっていたボイルが運河方面で頻繁に起こるようになる。しかし、周りのみんなは裏水路側に入っているので、この事には気付いていない様子。
これはチャンスって事で、魚を散らさないように、もの凄くゆっくり、とにかく音を立てないようにして運河の奥の方に50mくらい入って行く。いままでの感じからして、ボイルを起こしている魚にはみんなのルアー乱射で相当プレッシャーが掛かっているだろうという事から、とにかく派手な動きをしないルアーを、そしてトップにもイマイチ出難いので水面直下を引けるものをと考えた。
その結果が、スラッゴーのノーシンカー。これはフロロリーダーとスナップのおかげでスローシンキングになっている。これをゆっくり引けば水面直下をほとんどノーアクションでゆっくりと引いてこれる。
運河を右から左に吹いている風を利用し、これに乗せるようにキャストし始めると10投目くらいで突然ひったくられるようなアタリ。すかさずガッチリとアワセると20m先くらいで水面から魚体が全て出るくらいの
派手なジャンプを食らう。この時のシルエットで50upは確信したが、その後シャローにも関わらず下へ下へと突っ込むので、「ボラじゃない ??? だとすると、あんなに派手にアワセたら絶対に外れないし…、って事はまた素手でボラを持つの?」と、非常に嫌な考えが脳裏をかすめる。しかし、寄せてみると白銀のはずの魚体(完全にボラだと思っている)がもっと暗い色をしている。事の真相に気付いてちょっと慌てたが、シングルフックでしっかり掛かっているわけだから絶対に平気だと確信してサポートに来てくれた上田氏にランディングを任せて54cmをGet達成。その後はライントラブルもあり、続かなかったが結果的に他の人も上げられなかったおかげで逃げ切り成功。
本当はレースの疲れで行くのを止めようかと本気で考えていたのだが、無理してでも参加して良かったです。結果的には疲れのせいで動くのが億劫だった為に、1箇所のポイント状況を釣りをしながら常に細かく観察できたのが良かったのかな?賞品のデスちゃんは大切に使わせていただきます。
最後に、2本ともランディングしてくれたTAKAちゃん、本当にありがとうね。事務局より
優勝おめでとうございした。
しかもオイニー賞とのダブル受賞!!
この日のトーナメントは芥川さんの独断場でしたね。
年間チャンピオンも是非がんばってください。
芥川さんには優勝賞品のメガバス デストロイヤーF2ー64XSが送られました。
第2位

菊田 智久

15
始めに、TSST樋口さんを始め、机上の会、フロータークラブの皆様に心よりお礼申し上げます。
一般参加の私を心より受け入れてくださり熱く感謝しております。23:30開始早々と同時に、足が静止モードに突入してしまった。なぜなら、事前にポントの特徴はホームページでチェックしていたものも、実際の大会場所でどう釣行するか、5分から10分位シャローの水面・桟橋付近の水流・裏水路一体を鳥瞰していたからだ。
日ごろ、対岸に見える奥有明ポイントでの釣行は経験があるものの、当日の場所はまさに対岸からみれば「ハイコンデション」の場所だということを痛感 していた。始めに潮位を見る限り、表水路側が有効的と思い遅れながら入ってみると、多くのファイターがキャストを繰り返していて皆考えることは同じだなと思いつつ、数回キャストを繰り返しながら探るがバイトはなく、即撤収した。
そこで、元のスタート地点に戻り再度、辺り一体を眺めていると脳裏に一つのテーマが浮かび上がった。そう、「今日は普段できないエリアを徹底的に攻めきる」というタクティクスを思い付き、ライトウイング一体を丹念に探る。勿論、根掛かりロストや、キャストロスを覚悟の上での戦略である。こんな時にもっと信頼できるプラグは 「RapalaCD7」であり、最近取り組んでいるシンキング系ミノーでの低層から中層・水面下にかけてのレンジへの攻略にストラクチャーに絡めるメソッドで、HIT& GETに持込むことができた。 潮位は満潮に向かい、水流が増す一方でライトウイング先端までコンスタントに攻めて見ながら、通算すると5ヒット、3バラシという結果になってしまった。(まぐれ・ まぐれ)
今回トーナメント出場に際し、バーブレスフック仕様での釣行は初めてであり、釣行前に幾分かのバラシ懸念を抱いていたが大いに的中してしまった感じだ。(言い訳かな)
しかし、今後、バーブレスでの研究をより進めて行きたい思う。今回の最大にヒットパターンは題して「RapalaCDの浮上の美学」。そう、抜き上げ時に浮上してくるRapalaシルエットへのバイトが印象に深いものでした。特に、裏水路の水流を利用して沖から孤を描きつつ杭にぶつけるようにリトリーブしての抜き上げ浮上時のバイトはランクインを決定付けた2匹めのシーバスであった。
最後に、一般参加でありながら暖かく受入れて頂いたTSST樋口さんスタッフの皆さん、フロータークラブ代表の榎本さん、そして東京湾奥シーバス情報WEBマスター兼 机上の会代表村岡さん、TSST参加の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。事務局より
ほんとに参加ありがとうございました。今後もどんどんいろいろな方の参加を募集いたします。しかし初出場で初めてのポイントにも関わらず2位とはさすがですね。
しかも、テーマを持ってやられていたのでコメントを見て唸っちゃいました。年間チャンピオンも是非チャレンジして下さい。また、次戦もがんばってください。菊田さんにはフローティングベストが送られました。
第3位

石川 暢彦

10
今回のトーナメントは「思うところ」があった。前回大会は腹痛でほとんどやるべきことができなかったのと,NOフィッシュを体調のせいにして自分をごまかしていたことに後悔の念があった。
正直勝ち負けの釣りは趣味ではないが,やはりきちんと戦える自分を確認しておきたかったのも事実だ。
今回は,結果はどうあれ,きちんと戦略を立てて時間内はまじめに 釣りをする!さて,戦略は・・・ 潮位を見ると終了間際の勝負と見た,問題はその時間帯にどこにいるかである。勝負の時間は榎本さんも同じ意見だ。榎本さんは野池を知り尽くしている戦略も間違いない。場所はあえて榎本さんと逆側で勝負することにした。 それは集合場所と反対側。右ウィング,表水路は戦略から捨てている。 おかげで長いシャローを往復する羽目になったが(笑う)
時間は来た。魚はこない。 焦る! 運河から予定の場所に戻る。
「NOBUさん,釣れました?」
村田君が居た!(さすがだ,彼も知っている!) 二人で同じ場所に入る。まもなくボイル!(シーバスだ!) やっと来た。時間は?戻りを入れると後30分しかない。バシャ! 村田君がバラす。(でかい!) 彼は,次々にヒットさせるが掛かりが浅い。ショートバイトか? 私のプラグには出ない乗らない。 彼は必殺のプラグを使っていた。(おそれいりました)
堤防は水没を始める。 魚は居る! ヒットしない・・・ああっ・・・頭が壊れそうだ・・・・「NOBUさん堤防の下に居る!」 村田君の声で我に返る。 しかし,彼のヒットポジションは結構広い。魚は付近を動き回っている。 残った選択肢は3つ!しかし,残り時間が少ない! プラグを見る。何故かCD7パールホワイトが目に付く。 これは,野池で拾ったプラグをリメイクした物。 堤防の外側にキャスト。
潮の流れに添って引いて止める。 「フィッシュ!」 遊んでる暇はない。サイズとフックアップ状況を見て強引に寄せる。村田君と確認。50ジャスト! まだ,いける。 しかし,その後はショートバイト1回で沈黙。
最近の野池は,時合が短い。 「ああっ!時間だ!」後ろ髪引かれる思いで終了。予想は当たったが,結局1ゲットのみ。 入賞は出きると思っていたが,3位は出来過ぎ。榎本さんが時合に寝ていたのと、村岡君が予想外だったこと。 村田君が,運を使い果たしていたこと。そして,表水路がそれほどでは無かったこと(やはり時合が短かったのでしょう) が私に幸いした様です(笑う)
皆さんお疲れさんでした。事務局より
3位入賞おめでとうございした。石川さんの焦っているその時の光景が目に浮かびます。(笑)
年間チャンピオンも是非がんばってください。石川さんには1万円相当のスピニングリールが送られました。

ヒットタイムスケジュール

時間 釣った人 サイズ ルアー ポイント
23:54 上田 貴規 49cm ザラ・ポーチ 裏水路
0:04 角田 公夫 34cm ラパラ CD7 レフト・ウイング
0:05 菊田 智久 39cm ラパラ CD7 ライト・ウイング
1:15 芥河 晋 39cm アスリートSP7 運河
2:53 菊田 智久 46cm ラパラ CD7 ライト・ウイング
3:08 大谷 直治 49cm サラナ8イワシ シャロー
3:15 石川 暢彦 50cm ラパラ CD7 レフト・ウイング
3:25 芥河 晋 54cm スラッゴー(ノーシンカー) 運河
中谷 浩二 N/F
大平 勇治 N/F
佐藤 岳志 N/F
石間伏 利彦 N/F
高津 秀行 N/F
高山 統吉 N/F
大江 規天 N/F
大邑 政勝 N/F
宮 裕一 N/F
西山 中 N/F
山下 普司 N/F
村岡 昌憲 N/F
伊藤 勝利 N/F
村田 法嗣 N/F
榎本 茂 N/F
滝村 誠 N/F
西澤 聡 N/F
松本 仁 N/F
西村 仁志 N/F
池田 武治 N/F
園田 洋 N/F

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